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Bains, R.S.*; 杉本 純
JAERI-Research 94-007, 66 Pages, 1994/08
シビアアクシデント時のFP沈着により形成される局部をホットスポットを有するPWRホットレグを対象に、3次元熱弾性解析を実施した。本解析では境界要素法(BEM)を数値解析法として適用し、ホットレグの構造応答を調べた。十分な数の要素を用い、配管内壁のホットスポットに近接する温度遷移領域(TTR)を適切にモデル化することにより、数値解に収束が実現できる。ホットスポット近傍における変形の特徴は、ホットレグ外壁の熱的境界条件が一定温度か断熱かに依存する。本解析から、内側表面のホットスポット領域において、大きな垂直圧縮応力が形成されることが示された。外側表面の同じ場所では、大きな垂直引張り応力が生じ得る。ホットスポット近傍におけるこのような応力増加の依存は、ホットレグの健全性にとって問題となり得る。
Bains, R.S.*; 杉本 純
Engineering Analysis with Boundary Elements, 14, p.267 - 275, 1994/00
被引用回数:4 パーセンタイル:76.68(Engineering, Multidisciplinary)局所的なホットスポットを含む薄肉配管に対する数値解の収束解析を実施した。空間メッシュの細分化に基づいた収束解のパターンが存在する。ホットスポットの近傍で配管内面とホットスポットの温度変化を記述するために温度遷移領域(TTR)を導入した。TTR内の唯一可能な温度場は、BEM法で用いられる内挿関数で表現されるものである。さらに、TTRが薄すぎると数値的な不安定性が起こり、正しくない解を与える場合があることを明らかにした。
板垣 正文; C.A.Brebbia*
Boundary Elements, X, Vol.2, 12 Pages, 1988/00
偏微分方程式のコンピュータ向け解法として、近年、種々の工学分野で研究されている境界要素法が2次元のみならず3次元の中性子拡散問題に応用された。2次元及び3次元とも元の中性子拡散方程式は次元のひとつ少ない境界積分方程式に変換され、これを離散化して行列形式の境界要素式を得る。これにより、3次元問題であれば領域の境界表面における中性子束・中性子流のみを未知数として定義すればよい。それにも拘わらず、領域内部の中性子束分布を高精度で求めることができる。したがって差分法や有限要素法と比べて必要計算機容量が少なくて済み、また不規則幾何形状が容易にとりあつかえる等の利点がある。